BENTI NENQAの世界〜エチオピアを旅してVol.4

エチオピアの食事事情を一つ!
代表的な料理?というか、主食と言えば”インジェラ”というイネ科のテフという植物の粉を水で溶いて3日程発酵させて大きな鉄板の上で薄く広く伸ばしてクレープ状に焼いて完成です。「酸っぱいクレープ」(色はグレー)で起源は古く紀元前100年には既に存在!!していた発酵食品でエチオピア北部発祥のヒストリカルなソウルフードなのです。


色々なモノをロールして食するのですが....今まで産地のフードは全く問題なかったのですが...このインジェラはかなり苦手....挽肉や山羊のチーズ、野菜など色々ロールして食べる中米でいえばトルティーヤの様なモノなのですが...トルィーヤが恋しく感じました。

HAWASA(アワッサ)でのLunch Breakの後は、道路事情は一変し、いよいよ産地が近づいてきている事への期待にワクワクする反面、Lunchで食べたインジェラではなく、無難なFish&Chips(エチオピアでフィッシュ&チップスが食べれる!とテンション高かったのですが...油が凄く気になった仕上がりで美味しくなかったので...嫌な予感が脳裏に...)舗装路比率は少なくなり、時折前日の雨(乾季でも今年は雨が多かったらしい)でのぬかるみやエチオピアの大地は「赤土」の為、乾いている道はかなりの土ほこり...大自然の中で逞しく生きる人々、路上でフルーツや野菜、工芸品などを大声で叫んでモノを売る子供達,水をポリタンクで運ぶ女性達、...信号待ちはないのですが、牛やロバ、道路工事、補修作業で車がスローダウンすると人が群がって来ます....本当に逞しい姿です。





「生きる」とか「稼ぐ」みたいな事を子供の頃から学び、働く事が当たり前で「家族」の役割分担やルール、良い意味での「威厳」の様なモノは昔のまま変わらずの「社会」がそこにあるのだろうな〜そんな事を感じながら生活感溢れる幾多の小さな集落を抜け、6時間に及ぶドライブの末、遂に夕暮れが....既にGUJI グジ(目的地であるMETADのHAMBELAはGUJIにありますので、途中のYIRUGACHEFFEイルガチェフェの分岐点を抜けてから数時間の場所)には入ってからの事です。

マズい!!...ドライバー達は携帯で連絡を取り合っているが、何か嫌な予感が...

しかも悪路にハマり、最後尾の車(車4台で移動中)が赤土のぬかるみにハマり、動けなくなってしまった...TOYOTAが誇る4WDも悪路に阻まれてしまった


我々の困難を感じ、いつしか周りの集落から人々が集まって来た...


もちろん!困った人を助ける為に!!


もしくは我々「GAIJINN」(外人)は珍しいのかもしれない...道中、特に産地に近くなるに連れて僕らを見かけると子供達が大声で叫んで出迎えてくれ手を振り、時に併走して叫んでいる...ドライバーに聞いてみると、どうやら「ファランジ、ファランジ、ファランジ〜」と叫んでいる様です。
ファランジ=外国人(元々フランス人がエチオピアとは関わりが深かった様で、そこからフェランジ?ちょっとフレンチみたいな言葉で、外国人を総称して呼んでいる様です。

子供達の透き通った”目”は本当に素朴で凄く綺麗で希望に満ち溢れている!

まだ腹痛に悩まされていましたが...このまさかの事態も旅の良い思い出です。

すっかり夜になり、このまま野宿??

意外にもHAMBELAは近かった様で、METADからヘルプの車が来て、多分1時間もしない内にその場を脱出出来、日本を出てから何時間掛かった事でしょう....



遂にBENTI NENQAはもちろんMETADとの取引を開始するに至った立役者「Javier浅野」さん(今では僕のBUDDY)が待ち受けるHAMBELAのALAKA農園(METADのGUJI等産地でのヘッドクウォーター)へ到着する事が出来ました!!




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