日本食店開業支援プロジェクト 1

現在進行中の案件について御紹介します。

オークランドからハーバーブリッジを渡ったノースショアの高級住宅地が立ち並ぶミルフォードという場所に、今1つの日本食レストランが産声を上げようとしています。

元々インディアンレストランとしてそこそこ繁盛していたお店を改装して、日本食(焼き鳥屋)をオープンさせるプロジェクトです。

Sigdi

オーナー様が捜し求めていた場所を私が旧オーナー様にアプローチさせて頂き、交渉始めてから(現オーナー様が日本におられたので)トータルで3ヶ月掛けて契約に結びつきました。本来ならばもっと早く決まるのですが、今回は異例のケースです。このように現在私が手掛ける案件は、まず「気に入った場所」をお客様に選定して頂き、それから現オーナー様に交渉を開始するスタイルです。
これなら「ブレ」が少ないです。やはり商売をやられてきた方が、選ばれる場所は「それなりの理由」があるからです。無理やり、「あそこが空いてるから良いや!?」ではやはり納得のいくものは出来ないかもしれません。
ただなかなかそう「相思相愛」的に納得のいく条件で交渉出来るとは限りませんので御了承下さい。

それでは実際売りに出ている店舗を購入する際に、私がお勧めするのは「同一ビジネスの売買」(つまり飲食なら飲食という同業他店を買い取るやり方)です。ビルの大家さんも文句を言わないでしょうし、スムーズに売買が成立し易いです。

何故なら、シティーカウンシル(市役所)の許可の問題が浮上してきます。私はリース物件という空き店舗を借りて始める方法はあまり勧めません。もちろんお金と時間に余裕のある方は、0(ゼロ)から始める事をお勧めしますが、やはりそのような方でもこの国特有の「時間」(とにかく申請して許可を取るにも時間が掛かりますし、業者も時間通りに来ません:非常に我々生真面目な日本人には理解できない世界)の観念があります。

今回、セトル(物件引渡し)から改装を加えて、一ヶ月以内でオープン(スピード出店)させようとしています。私自身の経験で約2ヶ月程掛かりましたので、今回は最短のケースかもしれませんね。

これにはいろいろなハードルを越えていかなければいけませんでした。
大きく分けて3つのポイントが挙げられます。

? 飲食店、アルコール販売の為のライセンスの迅速な引継ぎ
? 改装業者
? スタッフ

兼ねてからオーナー様がスタッフを集められていた事は、このスピード出店に大きく影響しています。もちろんメインのスタッフを固める事が大切ですね。あとからアルバイトは集まってきますが、社員級(シェフやマネージャー等)はなかなかビザの問題もありますのでね。
そうなんです!只今フロントスタッフ大募集中です。
希望の方は私に連絡頂いても良いですし、直接お店の方に問い合わせて頂いても結構です。

話は戻りますが、私がお手伝いさせて頂いたのは、このライセンスや改装業者の手配やその他契約に関わる弁護士さんとの細かい打ち合わせ等多岐に渡っております。

Sigdi

私も飲食店をこちらでトータル8年程やっていましたので、自分の失敗を踏ませないように「細かくフォロー」する事を心掛けております。

続きは次回。


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