BENTI NENQAの世界〜エチオピアを旅してVol.6

METAD社の運営するコーヒー農園はフォレストコーヒー、ガーデンコーヒー、プランテーションなどのコーヒー農園の形態の中でほとんどがフォレストコーヒーです。
つまり森の中にコーヒー農園が存在します。


コーヒー発祥の地”エチオピア”ならではの「自然」なスタイルを重視しています。
中米では”シェードツリー”と呼ばれる「日除け」を農園に作り(アボカド、バナナなどの背の高い木を共存させ、直射日光を嫌うコーヒーへの対策を練っています)コーヒー栽培を行っているのですが、流石「原点」のエチオピアは自然のままの生育スタイル=Forestの中で育つ本来のコーヒー生育環境の中で「美味しいコーヒー」が生まれているのです!


METADの農園マネージャーのデレネッサとアグロノミストのカソォンに案内されて念願のALAKA農園を拝見〜土壌の件や植樹、カットバック、ロットナンバー(エチオピアのコーヒーはコーヒーノキの原種*アビシニカ種 とも呼ばれていますが、彼らには品種というよりはロットナンバー;品番の様に苗のナンバー管理で分けている)、肥料(METADはオーガニック認証を受けています;JAS,USDA,UTZ,RA認定)などなど色々なコーヒー栽培についての知識と問題点を聞かせてもらいました。ナーサリー(苗床)も凄い!!



時期的にはまだチェリーは熟しておらず、2週間後位に伺えば丁度見頃だったかもしれませんでした。11月の終わりは通常であれば熟してくる時期なのですが....地球温暖化の影響や毎年の気候に関しては我々の手に負えるものでは無く大自然の恵みであるが
故に次回への期待へと繋げて行きたい!ただそう思うだけです。


しかし我々が踏み込んだALAKAの森は見事なシェードツリー?というか大木が茂り、その中で日差しを丁度良く受けながらグイグイ育っているコーヒーノキ、見事に整備されている土壌、オーガニックに徹している肥料作り...


デレネッサは本当に凄い!超人です。まだ若いのですが...エチオピアの農業大学を卒業し、METADに就職、オーナーのAmanの下農園管理を学び、右腕として実力を付け、Amanは現在は首都アディスアベバで巨大な精製製造工場兼ラボ&ローステリアを建設中の為、後に登場するサイモンとデレネッサが産地の生産現場を任されてMETADのコーヒー生産を支えているのです。

コーヒー農園のマネージャとしてMETAD社全てのサイト(HambelaのALAKA、Bisha Fugu, BENTI NENQA, BUKU〜GedebのGotitiに至るまで)の農園管理を行っています。

ALAKAという名前は、「その地に踏み込んだ最初の人の名前」つまりALAKAさんという人がこの地の開拓者だったという事ですね。


農園の名前にはそれぞれ意味があるのです〜中米には同じ名前の農園も多いのですが、エチオピアはまた独特の名前があるのです。

BENTI NENQAバンティネンカは???

それについても後で触れて行きますね〜



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