BENTI NENQAの世界〜エチオピアを旅してVol.2

adis abeba アディスアベバ〜エチオピアの首都


アディスアベバに着くと早速両替所で、US$を現地通貨のBIRRブル(1円=4ブル*2019年11月頃)へ....両替所で受け取った紙幣は今まで触った事がない様な手触り(というかかなり湿った汚れの酷い札がほとんどでかなりの使用感に驚かされました....)


ホテルの送迎バスで早速市内へ
〜アディスは現在アフリカの中でも経済が急成長しており、建設ラッシュ(中国資本の大量投入)で沸騰している感じです!!

因みに日本(成田)〜ドバイ*約12時間 経由で、アディスアベバ*約3時間 
トランジットで確か2時間程度なので総時間数は17時間程度かかりました...

丁度訪れた11月終わりは直前にシダマ群を州に格上げする選挙が11月20日に行われた直後でしたのでミリタリー(軍隊)が街中で暴動を警戒していて緊張感が漂っていました。
エチオピアの南西部は南部諸民族州(エチオピア には2つの行政都市;アディスアベバとディレデア の他に9つの州がある)であり、シダマ族がこの南部諸民族州のシダマ群をシダマ州へ格上げにする住民投票。結果次第ではシダマ州と南部諸民族州の境界をどこにするか?州都はどこ?土地の所有権の問題etc民主化の動きとして評価出来る選挙ですが、色々な問題を孕んでいる様でした。


令和元年7月14日 
在留邦人及び旅行者の皆様へ 
在エチオピア日本国大使館 

シダマ郡における住民運動について
 南部諸民族州において,シダマ族がシダマ郡の自治州への格上げに関する住民投票の実施を連邦政府に求める運動を行っています。
シダマ族は7月18日までに住民投票の実施が認められなければ,新自治州の設立を一方的に宣言すると主張しています。
今後,同郡の中心地であるアワサを含め,抗議デモ等による混乱のおそれがあるほか,同州の他地域への波及の可能性も認められます。
在留邦人及び旅行者の皆様は、この情勢を認識された上、当該地域への訪問には細心の注意を払うとともに、他の地方においても通過及び滞在にあたっては、常に最新情報を収集の上、安全確保に努めてください。
邦人が被害に遭ったとの情報に接した場合には、大使館にご一報ください。  
以上 


【在エチオピア日本国大使館】
代表電話:011-667-1166

ドライバーからはカメラに気をつけろ!!と言われ、ミリタリーに見つかったら厄介だ...
なので到着早々揉め事は勘弁...の為、写真は控えました。

ホテルへ到着すると早速エチオピア名物:セレモニーに出会えました。


これがエチオピアンコーヒーなのです。本来ならばその場で焙煎し、豆を擦り潰し(グラインドし)、ポットに入れてコーヒーを抽出し、写真の様な沢山並べたカップに注ぎ、お茶?ならぬコーヒーを振る舞って”おもてなし”をするのがエチオピア流。

早速の洗礼に感動!!

やっぱ「聖地」なのだな〜と

その後、長旅の疲れを癒すので夕飯までは休む予定でしたが...今まで産地を訪れて来て先ず都心部を感じる事は少ない(治安が悪く、危ないという理由もあります。)...

明日の早朝〜グジ (シダマ州)に数日移動...アディスを訪れる時は帰る前に寄るだけ(予定)なので都会を体感してみたい!という衝動にかられホテル付近を散策して来ました。


街を歩いて行くと、少しヤバイ感じはしましたが、ミリタリーの居ないところで取り敢えず街の風景を収め、露店や群衆の中をくぐり抜け、物乞いとひったくりには注意して、信号待ちをしていたら一人のエチオピア 人に声を掛けられました。
彼は親切にも街を案内して来れて、アディスの色々な事を教えて来れました。
貧富の差が激しく、彼は仕事を3つ位掛け持ちで定職とは言えず、毎日は不安定。北部の出身で仕事はやはりアディスの様な都会でないとなかなか自給自足の様な暮らしだとか。
治安は良いとは言えないが、田舎で暮らすよりはマシらしく、僕の様な外国人と話をするのが好きで....*ただ彼の名前を忘れてしまった事は本当に申し訳なく思っています。sorry



そして路地裏のヤバそうな場所でリアルなコーヒーセレモニーというか、向こうのカフェはこんな感じで店先で焙煎、抽出、そして一杯



タルキッシュ(トルコ)コーヒーの原点がここにあるのだな〜

やはり本場の味!ホテルのセレモニーのコーヒーよりも甘味と苦味がガツンと来て..Yammy

そして翌朝、アディスを出てMETADの農園のあるGUJIグジ へ向かって出発しました〜
*早朝のホテル前...エチオピアと言えばマラソン!!流石エチオピア、早朝普通にランニングする人も多かったのですが、一番驚いたのは夜明けの写真を撮っていたら脇の電柱の辺で動くモノ...恐る恐る視線を落としてみたら何と路上で寝ている親子...


東京オリンピックで「裸足のアベベ」と呼ばれたマラソンの金メダリストのアベベ・ビキラ選手はエチオピア 人。そしてもう一人皇帝と呼ばれたハイレ・ゲブラセラシュ選手。
2人ともマラソンで金メダルを2回獲得したエチオピアの英雄。
アディスアベバは標高2,300mを超える高地の為、街中でも我々には息苦しささえ感じる時がありました。アスリートの高地トレーニングなんて話を聞きますよね。エチオピアで普通に走るだけでも高地トレーニング!だから強いんでしょうね〜



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