ブログ再開!

今年に入って初めてのブログです。

7月25日に仙台市泉区に予定よりは大幅に遅れましたが、

「フラットホワイトコーヒーファクトリー」

は誕生する事が出来ました。

本当に長い道のりでした。タリーズ立ち上げから16年(厳密には15年と350数日)の年月を経て、日本での活動を本格的に開始する事が出来ました。

コーヒー

こんなにも僕の人生を左右するモノになるとは夢にも思わなかったです。

もう40半ばを過ぎ、それでも「挑戦」しようと思わせるコーヒーの魅力は誰も想像出来ない事でしょう。



20代の後半銀行員人生にけじめを付け、独立するも窮地に追い込まれ、最後の賭けに大好きだったコーヒー(酒も飲めなかった事が幸いでした)でタリーズで勝負を賭け、その後タリーズとは離れた形でしたが、コーヒーへの情熱を持ち続け、かなりの年月、紆余曲折を経て、ようやく今!

僕の「コーヒー人生」の集大成へのステージに向かって歩き始めたのです。

Life is too short for bad coffee

そんな言葉が身に染みます。

今こそ、本当に「美味しいコーヒー」を追求する時が来たのです。
時代は「サードウェーブ」と呼ばれる第3世代へ突入し、From Seed to Cupと言われるトレーサビリティの重要性が叫ばれる時代になりました。

NZに居ては限界を感じました。それは文化、そして歴史です。
日本の喫茶文化はガラパゴス化こそしてはいましたが、このサードウェーブに入りアメリカ、北欧をはじめ世界が注目するようになりました。

ドリップ?ではなく、英語ではPour Over(ポアー・オーバー)と呼ばれるドリップがかなり斬新な方法で展開され始め、サイフォンや水出し(アメリカでは何故か?KYOTO:京都)等も含めて世界へ浸透して来ている。

僕の最近のお気に入り「エアロプレス」はもちろん欧米流のコーヒー器具。
フレンチプレスには出せない「クリア」な味わいでペーパードリップ愛好者の下をうならせる優れもの!

コーヒー好きが集まり語り合える店、そしてお客様がみんな楽しめる店

何よりも「東北をコーヒーで元気にする」事!!

2010年11月25日に今の共同経営者:小松からの「福音」とも言える誘いで福島にKERIKERIをオープンさせ、その4か月半後の福島及び東北地方を中心に起きた2011年3月11日の東日本大震災を経て、僕の人生は大きく変わりました。

俺に出来る事は......

その後「タリーズ創業物語」に綴った衝撃的な事実、タリーズ共同創業者のハワイでの調停を機に知り合った新しい仲間、更に幼少時代〜三和銀行時代も含めて今まで疎遠にしてしまっていた旧友の温かい歓迎と再会.....もちろん家族の協力、そして東北で今共に頑張っている青森のコーヒーカラーズ オーナー木村氏との出会い.....

自分の持てる最大限のパフォーマンスを、残りの人生を掛けてやり抜こう!

今まではバリスタとしてロースターが焙煎してくれたコーヒー豆

そう!正に「Gift:ギフト」

で勝負して来ました。

これからは自分が選んだ生豆で、自らのプロファイルで焙煎した「オリジナルの味」でロースターそしてバリスタとして、本当に美味い「コーヒー」を生み出す事なのです。こんな素晴らしい事はありません。

おこがましいですが、これから自分がバリスタ達にいつか、

Gift:ギフト

としてのコーヒー豆を提供出来たらどんなに素晴らしい事か!そんな思いで日々鍛錬しています。


40半ばで青臭い考えかもしませんが、

僕のコーヒー人生は「転がり」続けます。


A rolling stone gathers no moss





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