ニュージーランドで暮らすこと。

日本を離れて早14年。

もうすぐ日本での生活を始めるせいか、すっかりこちらでの生活が”普通”になってしまったので、改めてニュージーランドで暮らす事!という事を振り返っています。

もう「満員電車」は乗れないかも?

いやいや、そうは言っても20代に銀行員として毎日朝早くから夜遅くまで満員電車に揺られ、日経新聞を読み、ノルマに追われ、タリーズ創業時の今までの人生の中で一番苦労した時期、そして.......やはり僕の体には「日本人のDNA」が宿んでますので、すぐ社会復帰は出来ると確信はしています。

しかしこちらNZではほとんど「車」の生活。完全な車社会です。KERIKERIを始めて”福島”で過ごしてみて感じる事は、日本の地方都市もやはり「車社会」ですもんね、ですからそこまでスペシャルな生活を送っている訳ではありません。

但し本当に車がないと生活は出来ません。
<オークランドのCBDで生活はかろうじて出来ます。でも東京とは到底比較出来ませんし、何せ国民全部で横浜市の人口よりも少ない訳ですから。>

「自転車」はほとんど走ってません。ほとんどがサイクルスポーツ系の気合はいった昔のロードマン!のようなドロップハンドルにぴっちりしたウェアーにサングラス!みたいな人は見かけますが......(ヘルメット着用が義務付け)
ママチャリは走ってませんし、子供たちもチャリンコで遊びあるく事も余りありません。

それでは何処で遊んでいるのか?

よくニュージーランドに来た人が、飛行機から見下ろすと「まるで全部がゴルフ場みたいだね!」と言われます。日本から来るルートにもよりますが、雲の層を抜けて一面に広がる景色は、正に「ゴルフ場」そのものです。
基本的に丘陵地の多い北島(僕の住んでいるオークランド)から入られる飛行ルートですので、牧草地の多い北島はアップダウンはかなりありますが、上空何千メートルから見下ろせば、本当にグリーンと海のコントラストが素晴らしく!その景色に見とれてしまう事でしょう。
公園2
実際地上に降りてからも、牧草地のようなグリーンは所々に点在しており、そのグリーンフィールドで子供から大人まで遊んだり、BBQしたり、走ったり、犬の散歩をしたりして、「憩い」と「遊び」の場となっています。
公園4
ブッシュも多く点在していて、ハイキングや散歩コースとして重宝されています。最初にこちらに来た時、歩道を「馬に乗った人」がいた事に驚きを隠せませんでした。

「なんてワイルドなんだ!」

しかしこれだけ牧場を見てくれば、馬は生活の一部である人も少なくないですし、本当に身近な存在なのです。余談ですが、「馬刺し」の話等はもってのほかです!クジラもだいぶ日本は叩かれていますが......

話がずれましたが、そんな膨大な数の整った(市役所がいつも芝を刈っているので、何時見ても本当に綺麗に整備しており、ニュージーランドの素晴らしい部分の一つです)公園で、子供たちは思いっきりスポーツしたりチャリンコ乗ったり、スケボーやスクーターを楽しんでいます。
ニュージーランドの国民的スポーツ「ラグビー」(去年地元開催されたワールドカップで見事”優勝”)の強さは、この広大な芝生(実際は雑草が多いですが)にあるとも言われています。あの当たりの強さは、小さい頃からこの”芝生”の上でラグビーをやって来て、思いっきり”タックル”出来る環境もその”強さ”に寄与しているといっても過言では無いでしょうか?

まあ「体力差」(我体が違う!のも事実ですが、近年の日本人はデカイし、決して我体では見劣りしてないですけどね.....)は否めませんが。

僕の時代のラグビー部は、土の(少し小石が混じった)グランドで、試合の時だけ”芝生”みたいな環境でしたから、「思いっきり」タックルを練習で出来ない環境だったし、タックルやスライディングしたらいつも膝や肘、各所から”流血”の状態でしたからね......
公園3
僕なりにはこのグリーンフィールドの”おかげ”という節は、少しうなずけましたね。僕は野球部でしたので、いつもレフトの辺でラグビー部と交差して、おまけにサッカー部もセンターの辺でやってる!みたいな入り混じって「部活」やってた世代ですので。確かにサッカーもニュージーランドの実力はだいぶ上がってきていますしね。
公園1
とにかくニュージーランドで暮らす!という事は、この「芝生」の公園というのが、凄く”魅力的”ですし、子供の為にも最高の環境だと思っています。

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