フラットホワイト

久し振りに「珈琲バカ」記事を書いてます。

BennのFW

毎日コーヒーを飲んで、いろんなカフェで試して、本当にコーヒーは「生き物」であり、同じ店に行ってもバリスタ(コーヒー作る人)によって「味」に差は出来ます。もちろん「見た目」、そして最も大切なのが「作品」としての味や温度、ミルクのキメや味わい等.....

サフランのFW

コーヒー「おたく」というか、やはり同じコーヒー頼んでもその味わいを楽しむ(時には”がっかり”する事もあります)のは、$4で出来る「至福」の楽しみでしょう。
見た目は写真で表現できますが、「味」は言葉で伝えるしかありません。
もちろんコーヒーというものは「嗜好品」ですから、あくまでも主観的な私の意見で表現されてしまいますので、その点を御了承下さい。

ロースティット・アディクションのFW

ニュージーランドのフラットホワイトは、あまりにも「ポピュラー」な国民的コーヒーですが、各店舗、コーヒー会社によってレシピ(ミルクの量やベースとなるコーヒーの味わい)が違うので、必ずしも同じ味ではありません。その点も「コーヒー飲み比べ」という楽しみの一つでしょう。
場所によっては「チューリップカップ」という小さめのカップでミルク少な目(50:50)のキレのある味わいもあれば、逆に大きめのカップで「これラテ?」みたいな店もあります。
またラージサイズで注文すると「薄〜」みたいな事もありますので、お店によっては「ダブルショット」でエスプレッソを増やして注文する事をお勧めします。

ケリケリ福島店では、その辺の「味」へのこだわりは徹底されていて、レギュラーでもラージでもほぼ同じ味わいで飲んで頂ける事を考慮して「レシピ」が作られています。

昔の話ですが、某有名シアトル系のコーヒー会社(日本)でのスモールとトールは1ショットのエスプレッソ、グランデはダブルショットというレシピでした。?という事は、ショートとトールのコーヒーの量は「同じ」?という事ですね。つまりミルクの量ははるかにトールの方が多い事になります。普通ショートは8oz(約240ml)、トールは12oz(約360ml)となります。コーヒーは約30mlですので、残りはミルクですから。
そうしますと、ショートとトールの味は「確実に」違います。
もちろん「好み」によってお客様が「買い分け」が出来る!という事も考えられますが、少しおかしな話で「何故、同じ商品で味が違うのか?」という疑問をずーと持ってきました。

「それでいいのか?」

ですから、ケリケリは現在サイズは2種類しかありません。そして「本来」のエスプレッソバーの持つ「オプション機能」を重視して、「濃い目」が好きなら「ショット追加」出来、「フレーバー」が欲しい方には「シロップ」、他にもトッピングを御用意しています。

私の中で大切な事は「サイズが変っても同じ味」を提供する事だと思っています。

初めて買う人は、その違いが判りませんし、「いったいどんな味?」という事が買う人のサイズによって「ブレ」が出てしまいますので。
値段ももちろん消費者には大切な事です。ですから基本的にはショートを買います(但し日本人の中流意識では3つの中の真ん中:トールが良く出ます。今は4種類になってるところもありますけど)よね。
でも次に気に入ったからもうちょっと大きいサイズを頼んでみよう!と思ったら、「あれ?なんか薄くない?」みたいな経験をもたれた方、少なくないかと思われます。もちろんいろんなサイズやドリンクの種類を試してみて「自分の好きなドリンク」を見つける楽しみもありますが。

*企業戦略としては、コーヒーのローストを「深く」して(焦げる寸前くらいのロースト)、「苦い」味を出して少量でも苦味を出させる為に(先程述べてきたミルクの多いトールサイズでもコーヒーの味を感じられるように)計算されているコーヒー会社もあります。こちらNZでは流行っていませんが。

この深めのローストによる企業戦略を「否定」する気はもちろんありませんし、繰り返しになりますが、コーヒーというものはあくまでも「嗜好品」、
つまり「主観」で美味しいと感じる物が「美味しいコーヒー」である事に間違いありません。

OliverのFW

ここNZで「フラットホワイト」を注文しても、必ずしも同じ味とは限りません。見た目と味、バリスタ等いろんな「楽しみ」を持ってフラットホワイト(または全てのコーヒー)を味わってみるのも楽しいのでは?


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