BENTI NENQAバンティネンカ 農園!いよいよ上陸です〜

THIRD WAVEサードウェーブを目指して早6年、泉店をスタートに常に「美味いコーヒー」を目指し、LIFE IS TOO SHORT FOR BAD COFFEEを掲げ、”真のサードウェーブの実現”を目指して参りました。DIRECT TRADEという言葉も聞いた事があると思いますが、真のサードウェーブとはやはり農園、生産者との直接取引(もちろん商社さんも絡みます)を実現させてこそ!なのです。生産者とのサスティナブルな関係、コーヒー豆を確実にトレース出来る事を実現させてこそ、THIRD WAVEサードウェーブなのです。

そして小さな一歩かもしれませんが、ようやく実現する日を迎える事が出来そうです。
日本市場初上陸のMETAD社管理農園 BENTI NENQA農園 いよいよ来週上陸です!!
*バンティネンカ:バージンライオンという意味です。



既に3年目に入りましたがエチオピアのMETAD社の極上のALAKA農園ナチュラル(SUN DRIED)を取り扱いを開始したのがきっかけでした。
この取引開始に多大な貢献を頂けたのはMETAD社でもちろん唯一無二の日本人(正直、最初にお会いした時は ”現地の方” だと思いました*すいません!浅野さん、失礼を覚悟で書いてしまっています...)浅野さんがお店に来られてエチオピアのMETAD社のロットを持参してくれた事が始まりです。
今まで中米(グァテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ)を商社さんと一緒に行き、産地を訪問させて頂き、生産者さん達と会話し、農園の木々の状況やチェリーの出来栄え、精製現場、乾燥及び保管、出荷への最終工場での大規模な仕上げ工程などを学んで来る事はもちろん、季節労働者であるピッカー達、そこで生活する人々の生活ぶり、滞在中都市部はほとんど行く事はないのですが、移動の際に中米の繁華街も少し体感する事が出来ましたが、今まで僕の産地は中米中心と言えるものでした。
その中で今ではグァテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカでは「ここだ!」という農園からの選りすぐりのロットを扱わせて頂いています。

アフリカは未開の地だったのです。

そこに現れた一人の日本人(実は僕と同級生って事もあり、意気投合。日本では大手FCチェーンの店舗開発やシェフ、焙煎士もこなして来た素晴らしいキャリアを持つキレるビジネスマンです。本人はエチオピアの百姓と言ってますが.....僕のBuddyです。)によって一気にエチオピアへの思いは強いものになっていきました。


エチオピアの品種は?実はこれぞコーヒーノキの”原種”(アビシニカ種とも呼ばれています)なのです。シングルオリジンのオリジン!!それがエチオピアのコーヒー豆なのです。
日本ではモカなんて言われているのが、エチオピアのコーヒー豆なのですが...この話を書いていくとこのタイトルとは違う話になっていってしまうので次回にして行きましょう。
METAD社はオーナーAman Adinewさんによって厳格に管理されています。
弟のTariku Adinewさんや管理部門のTOPのDerenesaさんなど本当にプロフェッショナル集団で現在GujiとGedebそして更に広がりを見せており、苗を全て品番で管理し、周辺の小規模農家達の教育と徹底した品質管理を行い、現地の賃金の数倍の好待遇を実現させ、ドキュメンタリー映画「美味しいコーヒーの真実;BLACK GOLD」以降の改善されたECX体制によるエチオピアのコーヒー豆の価格の改善及び農家の収入確保はされたのですが、その上をいくスペシャルティの世界が形成されていないエチオピアのコーヒー業界に風穴を開けてTOP QUALITYのコーヒー豆の生産を実現させている凄い会社なのです。


日本では感度の高いロースター達は僕らと同様数年前から仕入れ取り扱いを開始していてその評価はスペシャルティの世界でも90点以上じゃないか?とも言われているロット達です。アメリカではインテリジェンシアやブルーボトルを始め、世界の70社ほどのコーヒー会社が毎年カッピングにHambela(彼らのメインウェットミル&ドライミル)やAdisの本社を訪れて来ています。ウチでもGUJIのALAKAとBUKU、GEDEB(Yirgacheffe/GUJI Border)のGOTITIの3農園のナチュラル(SUN DRIED)とウォッシュド (WASHED)を取り扱って来て、その素晴らしいクウォリティを実感して来ました。残念ながらまだ現地には行けてないのですが、今年11月に丁度収穫の最中に訪問する予定です。


今回のBENTI NENQAはGUJI地区の”秘境”と呼ばれる産地の極上ロットです。
標高も2150mと最高峰で、道なき道を切り開いての栽培、収穫を行なっている小規模の農園でそのテロワールは絶妙で他のALAKA(最大のプランテーション)、BUKUの持つそれぞれの個性も絶妙なのですが、やはり味わった事のないテロワールはラベンダーやグレープなどのOUTSTANDINGな味わいに驚かされました。味わいはCOMPLEXなエチオピア原種さと中米のTOP QUALITYのベリー感を兼ね備えた”最強の味わい”ではないか!
率直な感想です。是非、期待して下さい!!
*今回はナチュラル(SUN DRIED)だけの取扱となります。



今年9月のSCAJでAmanさんと色々語り合う機会を得て更にAmanさんの人柄も知り得てMETAD社が今後作り出す新しい農園への期待も一層膨らみました。

コーヒーは”フルーツ”!そう、農産物です。
農業をやった事のない僕に説得力はないかもしれませんが、今まで中米のコーヒー産地に行って感じる事は「生産者のPassionパッション」です。”美味い”コーヒーは、やはり想いがないと作れないんだ!と言う事を実感しています。お会いして来た生産者は皆さん本当にPassionの塊です。僕らのカッピングのコメントに一喜一憂する場面も見て来ました。


コーヒー屋、バリスタをやっていてお客様の「飲む姿」や「表情」、そして「評価」を頂ける事が我々の働き甲斐であり、生き甲斐と言っても過言ではありません。

今後、この日本初上陸のBENTI NENQAバンティネンカ農園のロットが、皆さんの”COFFEE LIFE"を彩って、飲み終わった後に”豊かな” ”幸せな” 気持ちになって頂ける様に、Amanや浅野さんの気持ちを大切に伝えて行きたい!!と思っています。


それが THIRD WAVE サードウェーブ だからです。

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